食品製造施設1 オゾン(水+気相)衛生管理システム

食品工場の衛生管理では、作業環境・作業者・製造工程の総合的な衛生管理が必要とされますが、汚染源(工場・従業員・原材料)では、製造工場からの二次汚染が主と考えられています。

食品工場へのオゾン(水・ガス)の特徴について
●オゾン(水・ガス)は、表面殺菌のみで浸透力が全く無く、食品への品質劣化が少ない
●オゾン(水・ガス)は、食品に接触しても残留せず、既存食品添加物として無害安全
●オゾン(水)は、食材・手指・製造機具・機械・床等を豊富な水量で洗浄して環境に残留しない
●オゾン(ガス)は、工場内作業環境・冷蔵庫を夜間、隅々まで殺菌・脱臭して環境に残留しない

 

     
 
 
 
 
 
 
 
 
 

食品工場へのオゾン(水・ガス)利用効果について
●オゾン(水・ガス)は自然に分解して酸素になるため全く残留せず、環境への負荷は小さい。
●従来の工場殺菌剤である次亜塩素酸ナトリウム、ヨードホールやエタノールに比較して、オゾン殺菌機構は全く異り(溶菌作用)耐性菌ができず、従来の殺菌剤では耐性が出来てしまう微生物を殺菌することが出来る。
●オゾン水中のオゾン分解生成物はあくまで安全な酸化剤であり、新規物質が生成されず毒性がない。
●オゾン(水・ガス)は殺菌作用と共に脱臭、漂白、洗浄作用があり、その作用は比較的微生物の多い表面に効果が限定され内部へ変化を与えず、更に非加熱処理のため食品の風味が損なわれない。
●オゾン水は食材の洗浄、鮮度保持(野菜、肉魚介類、海産物など)、食品生産設備の殺菌、床、側溝等の洗浄・殺菌及び従業員の手指洗浄など多種多様に使用できて二次汚染防止に極めて有効です。

■ 食品工場(各区域)/オゾン衛生管理システム
区 域
オゾン水
作業環境(夜間)
備 考
オゾンガス
食品工場
加工室

オゾン水:
①食材と食材に直接接触する製造機械・器具類
(食材、包丁、まな板、器具、スライサー、コンベアー、
コンテナ、長靴、エプロン等)
②床洗浄
③指手殺菌
④その他、加工場内の水使用箇所

包装室
計量室
保管室
搬出室
手指洗浄室
オゾンガス:
①室内環境の殺菌
②室内環境の脱臭
③ゴキブリ駆除
洗浄室
冷蔵庫
検収室
資材倉庫